●犬馬の心

読み(ひらがな)

けんばの こころ。

意味

主君のために忠義を尽くす心。

解説

ある人が、自分の仕えている君主のために、まごころを持って 働きたいと思う気持ちを示したことわざのようです。 犬と馬は、飼い主によく従うことから、「犬馬」という 言葉が使われているようです。また、 このことわざは、臣下の者が謙遜して言う言葉です。 このことわざは、史記という本の中で使われています。 そのため、古代の君主と臣下の間の関係を示した言葉なので、 今の時代では、その主従関係を理解するのは少し難しいかもしれません。

重要語の意味

犬馬=「けんば」と読み、いぬとうま。  心=「こころ」と読み、表に現れないが何かをしようとする思いや気持ち。  犬=「いぬ」と読み、家畜として大切に飼われる動物。ペットとしての動物。  馬=「うま」と読み、家畜として重要な動物だった。昔は、田をたがやしたり、物を運んだり、 乗り物として使うことが多かった。  主君=「しゅくん」と読み、自分が仕えている君主。  忠義=「ちゅうぎ」と読み、主君に対してまごころを持って仕えること。  尽くす=「つくす」と読み、主君のためにしっかりと働く。  君主=「くんしゅ」と読み、家の職業を受け継いだ最高の地位の人。天子。王。  仕える=「つかえる」と読み、目上の人のそばにいてその人のために働く。  働く=「はたらく」と読み、体と心を使って目的となることをする。  飼い主=「かいぬし」と読み、その家畜を飼っている人。  従う=「したがう」と読み、主君の意向と同じ心を持つ。  臣下=「しんか」と読み、君主に仕える人。  謙遜=「けんそん」と読み、へりくだること。自分を低く見せること。  史記=「しき」と読み、紀元前90年頃の中国の歴史書。  主従=「しゅじゅう」と読み、主君と家来。主人と従者。 

いわれ(歴史)と重要度

史記・三王世家。   重要度=☆☆   難易度=ふつう

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ワクチンの真実